これが西海岸の音だ!The Documentary 2

ヒップホップヘッズのメウビッシュです。

ラッパー The Game ( ザ・ゲーム ) のアルバム「 The Documentary 2 ( ザ・ドキュメンタリー2 ) 」が、4度の発売延期のすえ、ついにリリースされた。

  1. The Documentary 2 ( 2015年10月9日発売 )
  2. The Documentary 2.5 ( 2015年10月16日発売 )
  3. The Documentary 2 & The Documentary 2.5 ( 日本盤特別仕様 2枚組アルバム ボーナストラック3曲追加 2015年11月25日発売 )

2枚組日本盤「 The Documentary 2 & The Documentary 2.5 」を、予約注文し入手。

この記事では「 The Documentary 2 」について、気持ちをぶちまけたいと思う。

大ヒット作の続編

全世界で約500万枚さばいた(注)名盤として名高いデビューアルバム「 The Documentary 」の続編ということで、発売を待ち望んでいた。

注) 全世界で約500万枚さばいた

The Game「 The Documentary 」は、発売第一週で58万6000枚をマーク。
2005年のヒップホップアルバムとしては第3位の記録。
アメリカで約250万枚。
全世界では約500万枚の売り上げをマークした。

The Game の葛藤

The Documentary 2 のアルバムジャケットは、ストリートギャング「 Crips ( クリップス ) Bloods ( ブラッズ ) が争う街で生き抜く葛藤を表現した 」という。
The Game 自身は、ブラッズ出身である。

怒涛のレコーディング

The Game は「 The Documentary 2 」のために、600~700曲レコーディングしたという。

名盤の続編だけに、すさまじい気合いだ。

チャートアクション

The Documentary 2 のチャートアクションをみてみよう。

  • 全米アルバム総合チャート 初登場2位。
    5作目のトップ3。
  • 米R&B/Hip Hop Albums チャート 初登場1位。
    7作連続1位。

しかし初動は10万枚にも届かなかったようだ。
自身のレーベル Blood Money からのコンピレーションという位置づけ「 Year Of The Wolf 」をのぞけば The Game のアルバムとしては、初動売上過去最低。
大作としては、意外な実売に落ち着いた。

Meubish お気に入り曲

■The Documentary 2

  • Don’t Trip
  • Dollar and a Dream
  • Made In America
  • Circles
  • Summertime
  • The Documentary 2
  • 100
  • Ryda ( 日本盤特別仕様 2枚組アルバム ボーナストラック )

■The Documentary 2.5

  • Gang Related
  • Up On The Wall

The Documentary 2.5 は、全体的に、あまり好みではない。

ただ「 Gang Related 」という曲は最高に好きで、超聴いてる。
哀愁系トラックに The Game のハスキーボイスが光る、名曲。

音ネタ サンプリング

■The Documentary 2

  • Erykah Badu「 On & On 」
  • Gang Starr「 Step In The Arena 」
  • Cypress Hill「 The Phuncky Feel One 」
  • The Notorious B.I.G.「 Kick In The Door 」
  • Brandy「 I Wanna Be Down 」

使用ネタをみていくと Game’s Pain ( アルバム LAX に収録 ) のように、先人や90年代の音楽シーンをリスペクトしたつくりとなってもいる。
アルバムの流れやバランスもすばらしいと思った。

Dr. Dre & DJ Premier

タイトルトラック「 The Documentary 2 」は、ひときわカッコイイ印象を受けた。

DJ Premier ( ディージェイ・プレミア ) プロデュース曲ということで、納得のカッコよさ。

The Game のラップも気合いが入っている。

Don’t Trip という曲で Dr. Dre ( ドクター・ドレー ) がラップでゲスト参加しているが「 The Documentary 2 & The Documentary 2.5 」に Dr. Dre プロデュース曲は、なし。

この点は残念だ。

前作の The Documentary では Dr. Dre プロデュース曲が、たくさんあった。

■Dr. Dre プロデュース曲

  • Westside Story
  • Higher
  • How We Do
  • Start From Scratch
  • Don’t Worry

Dr. Dre の反対意見

Dr. Dre は The Game が「 The Documentary 2 」を2枚でリリースするのに反対だったそうだ。

「 今のリスナーは関心が長続きしない 厳選して1枚でだしたほうがいい 一度に大量に曲をだしても飽きられる 」と。

師匠として慕う Dr. Dre の意見を押し切って逆行するのは The Game としては、めずらしい。
Dr. Dre の反対意見を押し切るほど「 The Documentary 2 」へ強い思い入れがあった、ということだろう。

まとめ

今回の10年越しの「 The Documentary 2 」だいぶ好きだけど Executive Producer に Dr. Dre & 50 Cent ( フィフティーセント ) を従えた「 The Documentary 」は、それでもやはり、特別なアルバムだと感じた。

若さと勢い。
キレ。
より Dr. Dre 色の強い「 The Documentary 」のほうに軍配。
という感想。

The Documentary 2 でのラップには、落ち着きを感じた。
熟成された、というか。
曲の流れなども、かなりこだわってつくられているように感じ、1枚通して全曲聴きたいアルバムだと思った。

公開日:2015/12/28
更新日:2017/11/12